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【いろは衛生委員会】インフルエンザとは

薬剤師コラム

こんにちは、いろは社労士事務所提携薬剤師です。

インフルエンザ、流行ってますね。私の子が通う小学校でも学級閉鎖が頻発していました。

そこで今日はインフルエンザについて詳しくみていきたいと思います。

インフルエンザとは?

インフルエンザとはインフルエンザウイルスを起因とする感染症で、例年12月〜3月が流行シーズンと言われています。

症状

38度以上の発熱、関節痛、筋肉痛、頭痛、全身倦怠感などの症状が急速に現れます。
急性脳症や肺炎など重症化することもあるため注意が必要とされています。

期間

潜伏期間は1〜4日で、通常1週間程度で回復します。
また発症前日から発症後3〜7日間はウイルスを排出すると言われており、発症後3日間は特に感染力が高いと考えられています。

感染経路

飛沫感染:咳やくしゃみなどで放出されたウイルスを吸い込むことにより感染すること
接触感染:ウイルスが付着したものに触った後、鼻や口などに触れることで感染すること

インフルエンザの薬

ウイルスが原因であるため、抗生物質は効かず、抗ウイルス薬が用いられます。(肺炎など、インフルエンザにおける合併症などには抗生剤も有効です。)
皆さんもタミフルやリレンザなど名前はよく聞くのではないでしょうか?
詳しくはこちらにまとめています。

インフルエンザの予防

罹患してしまったらしょうがないですが、罹患しないに越したことはないですよね。

特に現在、医療業界では薬が足りていません!
薬価の引き下げや製薬会社の不祥事やコロナなど原因は色々とありますが、特定の咳止めや抗生剤、また子供のインフルエンザによく処方されるタミフルDSが薬局にも入ってこないことが続いています。

インフルエンザに関わらず予防を徹底しましょう!

インフルエンザワクチン

完全にインフルエンザに罹らなくとは言えないですが、ワクチンを接種せずにインフルエンザ発病された方の60%はワクチンを接種していれば発病を防ぐことができたといったデータがあります。
またワクチンを接種していることで、脳症・肺炎などの重症化を防ぐ効果があるとされています。

インフルエンザワクチンは原則、13歳未満で2回接種、13歳以上で1回接種とされており、基本的には健康保険が適用されず自費での支払いとなります。そのため病院によって値段がバラバラです。(だいたい3000〜5000円程度)

事前に病院にワクチンの在庫や、値段の確認をしてから接種しに行く方が良いでしょう。

手洗い・うがい

手指についているインフルエンザウイルスを除去し、感染を防ぎます。

適度な湿度の確保

乾燥した状態であると、気道粘膜の防御機能が低下してインフルエンザに罹りやすくなってしまうため、50〜60%の湿度を保つことが良いとされています。

バランスの取れた食事と十分な休養

人混みを避ける

どうしても人混みの中に外出される場合はマスクをした方が良いでしょう。


忙しい時期にインフルエンザに罹ってしまっては仕事もプライベートも台無しですよね。

今年も後わずか、できる限りの対策をとってゆっくりと年末年始を過ごせるようにしましょう。

参考
厚生労働省「インフルエンザQ&A」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html


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