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令和7年度労働保険の年度更新の注意点

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労働保険の保険料は、毎年4月1日から翌年3月31日までの1年間(保険年度)を単位として計算されることになっており、その額はすべての労働者(雇用保険については、被保険者)に支払われる賃金の総額に、その事業ごとに定められた保険料率を乗じて算定することになっています。

労働保険では、保険年度ごとに概算で保険料を納付し、保険年度末に賃金総額が確定したあとに精算することになっているため、事業主は、前年度の保険料を精算するための確定保険料の申告・納付と新年度の概算保険料を納付するための申告・納付の手続きが必要となります。これが「年度更新」の手続きです。

この手続きの令和7年度の期間は6月2日(月)~7月10日(木)です。
厚生労働省のコールセンター(電話番号:0120-256-376)は、5月29日(木)~7月18日(金)では、9時から17時まで土・日・祝日を除き対応してくれます。

◆実務における注意点
 パンフレットに掲載されているチェックポイントから、主なものをピックアップします。
・通勤手当等の交通費(非課税分、現物支給の定期代等を含む)の算入漏れはありませんか?
・パート・アルバイトなど短時間労働者の賃金の算入漏れはありませんか?
・事業の代表者や法人の役員への役員報酬を誤算入していませんか?
・賃金総額について、1,000円未満は切り捨てられていますか?
・保険料・一般拠出金額について、1円未満は切り捨てられていますか?
・各労働者について、雇用保険の加入漏れはありませんか?

◆効率的に手続きをしたいなら電子申請
 年度更新の書類は項目が多いため記入漏れや記入ミスが心配ですが、電子申請では入力チェック機能や自動計算機能のあるシステムで手続きを行うため、ミスを防げます。
 また、前年度の情報を取り込んで書類を作成できるので作成に要する時間も短縮でき、混み合う窓口で長時間待たされることがありません。


【厚生労働省「労働保険年度更新に係るお知らせ」】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/
roudoukijun/hoken/roudouhoken21/index.html


【厚生労働省「労働保険の電子申請に関する特設サイト」】
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/hoken/denshi-shinsei/tokusetusaito.html

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